ホイアンへのアクセス
ベトナム中部に位置するホイアンは、世界遺産に登録された旧市街を中心に発展してきた街です。情緒ある町並みやランタンの灯りが印象的な観光地ですが、初めて訪れる方にとっては「どうやって行くのか」が少しわかりにくい場所でもあります。
というのも、ホイアンには空港も鉄道駅もなく、必ず近隣都市を経由する必要があるからです。 まず、日本からホイアンを目指す場合、最初の目的地はダナンになります。
ダナンはベトナム中部最大の都市で、国際空港を備えており、日本からのアクセス拠点として機能しています。

2026年現在、日本からは成田空港・関西空港からベトナム空港がダナンへの直行便を運航しています。
また、ハノイやホーチミンといったベトナム国内の主要都市から国内線が数多く飛んでいますし、ソウルや台北など多くのアジア主要都市からも国際線が運航されていますので、非常にフライトの選択肢が多い空港といえます。
※ダナン空港までのフライト時間
・国内線(ハノイ・ホーチミン〜ダナン空港):約1時間20分〜1時間30分
・国際線(成田・関空~ダナン空港/直行便):約5時間40分~6時間20分

ダナン空港からの移動
ダナン空港に到着すると、そこからホイアンまでは陸路での移動になります。空港からホイアン旧市街まではおよそ30kmほどの距離です。時間にすると、交通状況が落ち着いていれば40分前後で到着します。
空港を出てしばらくは都市的な景色が続きます。バイパスの発達により移動時間は短くなっています。アンバンビーチ沿いを海岸線に沿って走るルートでは、近年開発が進む大型リゾートホテルが立ち並ぶエリアを通過しますが、ダナン空港からは通らないことが多いです。

おすすめの移動手段と事前手配
移動手段として一般的なのは、タクシーや配車アプリ、事前手配の専用車、ホテル送迎です。初めてホイアンを訪れる方や、深夜・早朝に到着する場合は、事前に送迎を手配しておくと安心です。
到着ロビーで名前を書いたボードを持ったドライバーと合流し、そのままホテルまで直行できるため、現地でのやり取りに不安を感じることがありません。 特に近年は、スマートフォンを使用した配車アプリも普及しており、目的地を事前に入力することで料金交渉の必要なく利用できる点も魅力です。
ただし、重い荷物を持っている場合や、家族連れでの旅行であれば、ホテルカーや事前予約のツアーがもっともストレスのない選択肢となります。信頼できるドライバーであればチェックインまでスムーズに済ませることができます。
配車アプリでの移動では、チップを求めるドライバーや、途中両替やコンビニに寄った場合などに、追加料金を請求してくるなどのトラブルが発生しているもようですので、注意が必要です。
※ダナンからの移動時間
・タクシー・配車アプリ・専用車(ダナン空港/市内〜ホイアン市内):約40分〜50分
・シャトルバス(ダナン空港/市内〜ホイアン市内):約1時間
・ローカルバス(ダナン市内〜ホイアン市内):約1時間10分〜1時間30分

鉄道やバスを利用した周遊ルート
一方、ベトナム国内を周遊する旅行の場合、鉄道を利用してダナンまで移動するという選択肢もあります。南北を結ぶ統一鉄道は、ハノイやホーチミンからダナンへ向かう路線があり、時間に余裕がある方には風景を楽しめる移動手段として選ばれています。ただし、鉄道駅もホイアン市内にはないため、ダナン駅到着後は車での移動が必要です。 バスでの移動についても触れておくと、ダナンとホイアンを結ぶローカルバスや観光客向けのシャトルバスが運行されています。ただ、停留所の場所や乗り方がやや分かりにくく、荷物が多い場合には不便に感じることもあります。そのため、旅行全体の流れを重視する場合は、車移動を前提に計画する方が現実的です。
※ハノイやホーチミンからの長距離鉄道
鉄道(ハノイ〜ダナン駅):約15時間〜17時間
鉄道(ホーチミン〜ダナン駅):約16時間〜19時間

また、北部の古都フエからホイアンへ直接移動するルートも人気があります。フエからホイアンまでは専用車やバスで3時間から4時間ほどかかりますが、ベトナム中部の歴史を辿る旅路としては、旅情をかきたてる風景もありますし、さらに山を越え、海を望むハイヴァン峠を経由するルートを選べば、絶景を楽しみながらの移動も可能です。
ちなみに、古都フエにもフエ空港があり、こちらも各都市からの便数が多く飛んでいます。フエ空港からフエ市内まで車で30分ほどで着きますし、利用を検討するのも良いと思います。
※フエからダナンまでの移動時間
専用車・タクシー(フエ駅〜ダナン駅):約2時間〜2時間30分
直行バス(フエ駅〜ダナン駅):約3時間〜4時間
鉄道(フエ駅〜ダナン駅):約2時間30分〜3時間30分

ホイアン旧市街の車両制限に要注意
ホイアンに近づくと、旧市街周辺では車両の進入が制限されているエリアがあります。そのため、ホテルの場所によっては、指定の降車地点で車を降り、そこから徒歩で移動するケースもあります。これはホイアンの景観を守るための仕組みであり、街全体が歩いて楽しむことを前提に作られている証でもあります。

この車両規制があるおかげで、旅行者はクラクションの音に悩まされることなく、古い建物や路地裏の散策を楽しむことができるわけです。
車を降りてからホテルまでの短い距離であっても、石畳を歩きながら肌で感じる空気感は、ホイアンならではの特別な体験です。自転車を借りて周辺を散策するのも、この街の規模感にはぴったりの楽しみ方と言えます。
なお、時間帯によってはバイクの進入も可能となりますが、通常の観光では乗らないでしょうから、ここでは省きます。

まとめ
ホイアンへ行くには、ダナン空港や市内、あるいはフエ空港からも陸路で行くことが可能です。前後の旅程を考え、ダナン空港に直行便で入るのか、ホーチミンやハノイ経由で入るのか、それとも鉄道でダナンまで向かうのかなど、多くの選択肢があります。その中からご自身の旅行の趣旨にもっとも合うオリジナルの行程を組んでみてくださいね。

